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BRAZIL 日系社会
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130(2002年05月09日)

教育:在日ブラジル人子弟の教育問題・石川あけみ助教授、国際社会学学会で報告

【クリチーバ・堀内登支局長】石川あけみエウニセ鹿児島国際大学国際文化学部言語コミュニケーション学科助教授が4月1日から4日にかけて州都クリチーバ市のパラナ連邦大学で行われたブラジル国際社会学学会に出席した。
 石川助教授はロンドリーナ市生まれ、35歳、86年州立ロンドリーナ大学経営学部中退、87年、文部省学部留学生として東京外語大学日本語学校、88年に筑波大学国際関係学類入学、92年に修了、94年には東京外語大学大学院地域文化学科修士課程、97年には御茶の水女子大学大学院人間文化学科博士課程、この間、日本学術振興会特別研究員、立教大学特別研究員を勤める。2000年4月から現職。

 石川助教授は早くから在日ブラジル人子弟の教育問題に取り組んでおり、学会では『在日日系ブラジル人子弟の教育問題』のテーマで調査研究結果を発表、さらに分科会でも同子弟の教育問題について広範な提議を行った。
 現在、日本在住の日系ブラジル人は22万人を上回り、在日ブラジル領事館によると98年の1年間に出生したブラジル子弟は3820人、1日に10人生まれる計算で日本生まれの日系ブラジル人が増えている。16歳未満は2万人といわれる。
 学齢期の子弟は日本の学校に入学しているが、言葉、習慣などで馴染めないほか、陰湿ないじめなど様々な障害があり、不登校児童が増えている。さらに両親の仕事の関係、失業などの深刻な問題もあり社会問題にもなっている。
 ブラジル人の多い地域にはブラジル人学校が設立され、ブラジル同様の教育が行われる様になった。
 在留が長期間となる傾向にあるがやがてブラジルに帰国するという両親の意思の狭間にあって子供たちは否応もなく犠牲者となる運命を背負っている。こうした在日ブラジル日系人や子弟のエスニック・アイデンティテイに焦点を当て、問題の解決点を探るのかが石川助教授の提議の狙い。
 94年以降、毎年の学会や調査のため訪伯しており、ほかにハワイ、イスラエル、ポーランドなどでも調査を行っている。
 学会後、9日に帰国したが、クリチーバ総領事館を表敬訪問したり、4歳から高校時代まで日本語を学んだ恩師の堀内和子さんを尋ねて再会を喜び合った。クリチーバ市のブラジル出稼ぎ者協会にマリア・エレナ・ウエイダ会長らと懇談した。

(05/06/Monサンパウロ新聞)


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