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114(2001年12月19日)
中曽根元総理の代理―田中茂第一秘書が来伯
中曽根康弘元内閣総理大臣の第一秘書田中茂氏を囲む会が13日昼、サンパウロ市内の
レストランで開かれた。会には池田敏雄首席領事や岩崎秀雄文協会長ら日系社会各界の要
人20人が集まり、懇談した。田中氏は14日に行われる元総理著「21世紀・日本の国
家戦略」(ニッケイ新聞社)のポルトガル語版がブラジルで発売されるのを受け、代理来
伯した。
出版元の高木ラウル社長は「田中さんには今後、議員になっていただいて、日伯間の太
いパイプとなってもらいたい」とあいさつ。続いて、池田領事が「ブラジルの最新事情を
先生にお伝えしてください。両国の関係には今の十倍のポテンシャルがありますから」と
述べた。
これに対し、田中氏は「サンパウロは96年以来2度目になりますが、ブラジルも移り
変わっている。いろいろとおうかがいしたい」とした。
また、乾杯の音頭を取った岩崎会長は「サウーデ(乾杯)」の前に、“ナカソネ・ファン
ド”の強い印象からブラジルでは「西のサッチャー、東の中曽根というほどに(元総理の)
人気が高い」とのエピソードを披露、盛り上げた。
田中氏は会の終了後、インタビューに応じ、ブラジルへの思いを「ピンガが好きで、頭
の中もラテンになりたいほど。でも仕事がそれを許さない」と冗談交じりに語り、さりげ
なく“ブラキチ”振りをアピール。一方で、「ブラジルは地勢的に見ても重要な場所。自
由主義競争が激化する今後、アメリカを牽制する意味でも日本とブラジルはいいパートナ
ーになりえる」と国際政治分野に精通するところをうかがわせた。
“おやじ”と慕っているという元総理については「桁外れの勉強家で、根がとても真面
目。総理時代から今に至るまで午後1時からの2時間は必ず自分の勉強時間に当ててい
る」と明かした。
83歳になった現在も元総理は「健康そのもの」だそうで、健康法の一つとしてプロポ
リスを愛飲しているという。尊敬する“おやじ”との共通点を尋ねると「楽天家なところ
かな」と答えた。
(12月15日(土)ニッケイ新聞)
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