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109(2001年11月20日)
ブラジル日系人実態調査
サンパウロ人文科学研究所(宮尾進所長)は、ブラジル日本移民80周年記念事業の一環として1987、88年の2年間にわたって実施した「ブラジル日系人実態調査」で日系人口が128万人であると報告。以来、この数字が日系人口の基礎数値として各面で引用されている。しかし資料が古くなり、JICAの助成で2000年4月からこれまで「ブラジル日系人実態調査」を行い、現在、同研究所でデータの集計作業が行われ、年内中に日本語による報告書が完成する。
前回の調査では、フェルナンド・デ・ノロニャ島に居住する者を除いた、ブラジルに居住する全日系人が対象で、IBGE(ブラジル地理統計院)の協力もあり、日系人人口数及び日系人の現状を把握するための情報を得られたが、今回は前回と異なり、JICAからの予算が500万円と少なく(前回は3000万円)、IBGEの協力は仰がず、またサンプリングは都市、近郊、地方都市、奥地を選んでの調査で、地域はサンパウロ市内のビラ・カロン区(都市)、スザノ市の福博村(近郊)、パラナ州マリンガ(地方都市)、アリアンサ移住地(奥地)に限定した。
調査人口委員会(宮尾進委員長)を結成、調査員を募り各地域を10人前後で調査にあたった。特に福博村とアリアンサでは全数を調査、他の2ヵ所は現地の文協のリストを借りてのサンプリング。
今回は、世帯調査とともに日本で働いた人の帰国者調査、高齢者調査も同時に行い、世帯調査では家族構成や学歴が、日本からの帰国者調査では、帰国後、地域コミュニティーの中でいかに再適用してきたかなどを調査、この面では、コミュニティーについて前回より中身の濃いデータが提供できると期待している。
さて興味ある日系人口は今回の調査では把握できないが、宮尾所長が、ブラジルの人口の増加率などを参考に独自の方法で日系人口をはじき出す作業を行い、これも近々発表される予定。
なお、今回の実態調査報告書日本語版が年内に、またポ語、英語版は来年3月までに刊行される。
(11/19/Monサンパウロ新聞)
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