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082(2001年4月19日) 戻る 次

『ブラジルサッカー総覧』親伯・柴田教授書く

 北海道の札幌大学教授で、同大学サッカー部の初代監督をつとめた柴田勗(しばたつとむ)さん(68)が、ブラジルのサッカー事情を紹介する「ブラジルサッカー総覧」を河出書房新社(東京)から発刊した。柴田さんは「本場のサッカーの奥深さを知ると、来年のワールドカップも楽しく観戦できる」と話している。
 柴田さんによると、ブラジル人にとってサッカーはスポーツというより「文化」。日本人にサッカーをより深く理解してもらえるきっかけになれば、と執筆した。
 「ブラジルサッカー総覧」では貧しさから脱出するために、小さいころからサッカーに懸命に打ち込む子供たちの姿や、パス主体からスピードなどを生かした個人技重視に移ってきた戦術の変化などを解説。500を越えるブラジル国内のプロチームの対戦成績や、ホームグラウンドの連絡先などもまとめた。
 札幌大学で健康論や体育を指導する柴田さんは、同大開校の1967年にサッカー部を創設。78年の天皇杯全日本選手権でベスト8に導くなど、黄金期を築いた。また73年にブラジル人のサッカー留学生を日本で初めて同大に招いたほか、室内サッカー(フットサル)を日本に導入した指導者として全国的に知られる。
 監督退任後はサッカー指導法を研究し、92年にはサンパウロ州立総合大学に留学。みずから運営する札幌のクラブチーム「SSS」(スリーエス)はジュニア・ユースの全国選手権で毎回のように上位進出する強豪チームだ。
 柴田さんは「ブラジル人の国民性などを知ると、サッカーを違った角度から楽しめるようになる」と話している。A5版、250ページ。(北海道新聞)


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