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横浜国際センターに資料館−コチアの看板捜して−資料収集に調査団来伯
国際協力事業団(JICA)では現在、建設中の横浜国際センター(仮称)の2階に海外移住資料館(仮称)を開設する準備を進めている。完成後はブラジルをはじめハワイ、北米、中南米各国の移民資料が展示される予定だ。その資料収集のため現在、JICAから3人の調査団が来伯、2週間の滞在中サンパウロのほかベレン、トメアス、パラナ州などを回る。調査団の一人、国立民族学博物館教授の中牧弘允さんは27日本紙の取材にこたえ、海外移住の歴史をたどる移民資料の提供を呼び掛けた。
海外移住資料館の展示テーマは、「新世界へ参加する」。ハワイ王国から始まる1世紀にわたる移住の歴史の中で移住者、日系人が社会進出を果たしていくその足跡をたどるのが目的だ。ハワイではサトウキビ栽培に関係する資料、北米では写真、文書などの収集が既に行われている。ブラジルではコーヒー、ピメンタ、ジュートといった農業関係資料のほか、移民の証言映像なども撮影する。
ほかに中牧さんたちが注目しているのがT看板U。「開業医、農機具、商店などの絵看板には、移住者が『新世界に参加する』方法、その職業の多様性が象徴的に表れている」と中牧さんは考えている。「例えばコチア産組の看板は働きバチを形どっている。そこには共同作業、こまめに働くという日本人の特性が象徴されている」。中牧さんはコチア本部のあった清算人事務所に問い合せている。現在清算中の本部にはもう看板は無いとの返事だった。「それでも地方の支部にはまだ残っているかもしれない」と中牧さんは期待している。
「看板に限らず、移住の歴史と生活に関係する資料で、もし提供してもらえるならぜひ連絡をいただきたい」と中牧さんは資料提供を求めている。連絡先はブラジル日本移民史料館(永沼)まで。電話{011}279‐5465。
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