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新天地への喜び表現−神戸乗船記念碑の作家説明
移民にゆかりのある神戸市では、現在、移住者顕彰事業を推進している。その一つである移民船乗船記念碑建立事業は、除幕式を4月28日にひかえ、その準備が着々と進んでいる。この記念碑は、兵庫県在住の彫刻家、菊川晋久さんが手掛けている。
記念碑は、移民が多く送り出された昭和初期、四季は夏をイメージしている。この時代のファッションは、カンカン帽に三つボタンのブレザーが特徴。
家族で水平線を眺めながら、見知らぬ異国の地に思いをはせている姿がモチーフとなっていて、異国の地へ共に行く喜びを表現しようと心掛けた。
父親は、新天地に左足を踏み出しつつ、両手にこぶしを握り、これからやるぞという決意がみなぎっている。母親は、共に働く決意を込めて一歩前に歩み寄っている。さらに、子どもの肩に手をのせて愛情を表現。一方、子どもは無邪気に水平線を指差している。 この像は、台座を含めると3メートル以上になるという。父親像が180センチ、母親像が172センチ、子どもの像が130センチとなる。
菊川さんは、「一番苦労したのが、時代考証でした。多くの本や資料をもとに、考えぬきました。この家族は、新しい決意で新天地へと渡る喜びを表現している。移民の皆さんが当時そうであったように、不安よりも喜びが勝っている姿を作りだしていきたい」と語った。
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