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神秘的でコスモポリタンな町、芸術の町、文化遺産の町、ブラジル人の未来を切り開くために選ばれた町。ブラジリアはそんなところだ。
ブラジリアの町は想像を絶するほど美しい。まるで芸術家がその英知を用い、大自然の摂理を感じとって芸術品のパーツを一点一点、定められた場所にとりつけていったような印象を受ける。
自然と完璧なまでのバランスをとりつつ、セラードという何も無い荒れた平野に、芸術家は素晴らしい都を誕生させた。
ここは全てが新しい。コンクリートで彩られたモニュメントや宮殿、官邸や美しい庭園などは、全てが丁寧に手入れされており、首都全体が巨大な庭のようだ。
全体は四角い形だが、繊細で、庭を区切る塀もない。初めて訪れる人は、まるで別の惑星に降り立ったような印象を受けることだろう。それだけでも、訪れてみる価値がある。
ブラジリアは、わずか38年間で歴史遺産に指定された初めての都市である。時のジュセリーノ・クビチェック大統領の強い政治的意志に後押しされ、ブラジル建築界が誇る二人の天才「ルシオ・コスタ」と「オスカル・ニエマイエル」が設計した首都は、存在自体がひとつの芸術作品とされている。
膨大なガラスや大理石などで装われ、ユニークにデザインされた建築群は、何も無かった、ユニークな土地の中にみごとに納まっている。
上空から見ると中央を二つの滑走路のような広い道路が縦断し、左右に最高裁判所や各官庁、大統領府の建物などが並んでいる。
この官庁街に対し、大胆でインピラーション豊かな設計が施された商業ビルや住宅ビルが横切るように配置され、全体との調和が保たれている。
この町の中心部は何を隠そう、プラノ・ピロットという、ジェット機の形をしているのだ。
新しい首都は新しい可能性を見出しながら国全体を統一している。
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